こんにちはボイトレ講師のMUKUです!
先日ようやくアマチュアナイトに出場することが出来ました。
おあずけ期間長かったーーー
結局コロナのせいで二年も待たされた(ー_ー)
用意していた曲も2年間でかなり仕上がりましたw
今回はアマチュアナイト当日のお話を詳しく書いていきます。
これから出場を考えている人にとっても参考になると思います(^_-)-☆
最後まで読んでいただけると嬉しいです!
Apollo Theater Amateur Night とは
アマチュアナイトはニューヨークのハーレム地区にあるアポロシアターで毎週水曜日に行われます。(コロナ化のため現在は2週間に1回の頻度)
オーディエンス(会場のお客さん)の歓声や拍手の大きさで勝ち負けが決まるコンペティションです。
出場者はエンターテナー全般で、主にシンガー・ダンサー・楽器プレイヤーやコメディアンです。
アマチュアと言っても素人限定というわけではなくプロも出場します。
年に2回アポロシアターでアマチュアナイトに出場するためのオーディションがあり、それに合格しなければ出られません。
私は2019年(コロナ以前)にオーディションを受けたため、今年のシーズンに出ることが出来ました。
ニューヨークでは人気の観光地の一つで、毎回たくさんのお客さんで会場が埋まります。
チケット代も$30~$40くらいでブロードウェイのミュージカルと比べるとかなり良心的。
ブーイングNGのキッズ部門もあって、かつてはローリン・ヒルも13歳で出場しています。
出場日が決まるまで・・
2019年に合格し、本来なら2020年4月に出場が決まっていたのですが、不運にもコロナが始まってしまい2年も延期されてしまいました。
何度も何度も確認のメールをして、最初のうちは来ていたのですが途中から返信がこなくなり、半分諦めかけていた時に連絡がきてすぐに出場することになりました。
本番までは1ヶ月もなかったです(^^;
それからはとにかく友達や知人に声をかけて来てくれるよう頼みました。
なぜならアマチュアナイトはお客さんの歓声の大きさで勝ち負けが決まるからです。
アメリカでの生活が短い私は当然ほかのパフォーマーよりも不利。。。
それでも10人くらいは来てくれました☆
出場日の48時間以内にコロナテストをして陰性証明をださないといけなかったので、その期間は特に人との接触を避け、常にマスクをして過ごしました。
お陰で無事感染することなく本番に挑むことが出来ました。
アマチュアナイト一回戦 当日の準備
3:30からリハーサルが始まるのでそれまでに会場に着くよう準備しました。
朝は9時頃起きてシャワーを浴びて、遅めの朝ごはんに声出し、本番前にバタバタしたくなかったのである程度メイクを終わらせて、1時頃家をでて軽食を買いにタイムズスクエアへ向かいました。
Vanilla Gorilla Cafe というお気に入りのお店でコーヒーとPastrinoを3つ買ってハーレムへ。
手伝ってくれる友達とアポロ前で待ち合わせしました。
彼女はアマチュアナイト経験者だったのでとても助かりました。
リハーサル開始
中に入ると控室に通されてほかの出演者と一緒に簡単な説明を聞きました。
そしてリハーサル開始。私はなんと一番で心の準備もできずに終始余裕なかったです。
テンポやアレンジ、キメなどの希望をすべてリハーサル時に伝えないといけません。
マイクの調整もするので本番と同じように歌ってくれと言われました。
ほかの出演者も見ていたので本当に緊張しました。
やはりバンドは一流。それに加え音質もよく、匂いからも歴史の深さが感じられ感激でした。
本番まで
本番の出演順は(おそらく)リハーサルで出場者のパフォーマンスレベルを確認し一番うまい人がラストになるようにオーダーが組まれたのではないかと思います。あとはお客さんが退屈しないようにバランス考えてかなと。
私はラストから2番目だったので9:25pm頃に出演になりました。
リハーサルが終わってから出番まで5時間弱あったので、その間ずっとソワソワしていないといけなくて疲れました。
控室ではアマチュアナイトの様子がモニターで見れるので音楽に合わせて歌ったり踊ったり、スタッフの方も出演者もみんなフレンドリーで終始楽しかったです。
ラストはJarhettくんというヒューストンからわざわざ飛行機で来たという黒人シンガー。
彼が優勝でいいんじゃないかな?と思うくらい上手かったです。。。
いよいよ本番
控室で名前が呼ばれ階段で一つ上の階へ上がります。
名前の発音とマイクスタンドの有無を確認されそのまま10分ほど階段で待機。
緊張で喉が渇いても水も飲めません。
そしてステージへ。
ホストが私の紹介をしてくれて「Japan!」と言ったあとものすごい歓声が!
びっくりして切り株を触るのを忘れてました。
※アポロの象徴である切り株にふれて祈りを捧げるのが伝統
アジア人は私だけだったので珍しかったんでしょうね。
セリーヌ・ディオン「I surrender」を歌わせて頂きました。
推奨される曲はもっとソウルフルな曲なんですが、結局好きな曲にしました。
私の前に出演した女性ラッパーの方は開始1分ほどでブーイングが始まり強制退場させられてしまったので心配だったんですが、幸運にも私はブーイングはなく最後まで歌うことが出来ました。
ただ反省点はあります。
曲の途中途中でお客さんが「フー!」と声をあげてくれたのに、曲がしっとりしすぎてちょっと盛り上がり切らない感じになってしまいました。
結果1回戦ギリギリの3位で通過することが出来ましたが、次は作戦が必要だなと思います。
2回戦クォーター・ファイナルに向けて
次回は1回戦で勝ち残った人だけで戦います。
当然レベルも上がり、三回戦に進むのはとても難しくなります。
曲は同じ曲で行く予定です。
なるべくたくさんの知り合いや友達に声をかけて1レベルでも高いスコアを出さなければなりません。
「そんなの卑怯じゃん、実力で勝負しろー」と言いたくなると思うんですが、違うんです。
個人的な意見ですが、アマチュアナイトはシステム上完全フェアな戦いではないと思います。
もちろん圧倒的な実力があれば無条件に大歓声をもらえますが、実力にほぼ差がない場合は知り合いをたくさん呼んだ人が勝ちます。
とはいえ一番大事なのは自分が楽しむ事。
結果も大事ですが次回は楽しく歌えるように頑張りたいと思います♪
皆さんも応援してくださいね♪
二回戦は5月25(水)
日本時間で5/26です。
後日結果をご報告します。
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