こんにちは、洋楽大好き MUKUです。
ニューヨークで歌の修行をした、洋楽専門ボイストレーナーです。
たくさんの人に楽しく洋楽を歌ってもらいたいので、初心者さんにもなるべくわかりやすい記事を目指しています!
洋楽のシンガーって歌上手い人多くないですか?
そして英語を話す日本人もいい声ですよね。
そうなんです!英語ってすごく声が響きやすくて歌いやすいんですよ!
洋楽は難しそう。。。といいながら踏み込めないでいるアナタにぜひトライして頂きたい!
今回は 洋楽を歌うとなぜ歌が上手くなるのか 詳しく説明していきます。
◆ 邦楽と洋楽の違いは簡単にいうとこちらです↓
・日本語は横、英語は縦発音
・英語は2単語をつなげるリンキングがある
・日本語の母音は5個、英語は20個以上ある
洋楽は声が響きやすい
声は音である
空気のない宇宙では音が鳴らないのをご存知でしょうか?
音は空気があるところでしか鳴りません。
そしてより空間が大きく障害物のない環境で響きは増します。
ほら、物が多い狭い部屋より何もない体育館の方が音が響くでしょう?
声も音です。
響きを増やすためには口腔内を広くする必要があります。
いい声の定義=響きの量
いい声の人ってどんな声でしょう?
個人の好みを除いて、響きのある人がいわゆるいい声だと思います。
歌の上手い人はすごく声量があるのに楽そうに歌っていませんか?
響きが増すと、声が太く大きくなります。
力を入れなくても声を響かせればいいんです。
英語は響きが得やすい言語なんです。
日本語は横、英語は縦発音
日本語の発音はどちらかというと口の中を横に広げて発声します。
試しに言ってみて下さい⇓
イ キ シ チ ニ
エ ケ セ テ ネ
舌と上あごが5mm~10mm程度しか離れなかったんじゃないでしょうか?
対して英語の発音は縦に開くので舌と上あごの隙間が大きくなります。
試しに舌を巻いてRの発音でウーっと声を出してみましょう。
声が口の中で響いていませんか?
このように、Rを始め英語の発音の中には、口や口の中を縦に大きく開けて発声するものが多いです。
英語は日本語より声が響きやすく、太い声になりやすいので歌唱に向いていると言えます。
日本語しか歌ったことのない方は、響く声がどんな感覚かすら知らない人が多いようです。
従って、洋楽の練習は響きのある声を経験するためにとてもメリットがあります。
洋楽は声の流れを作りやすい
リンキングやフラッピングの存在が大きい
◆ 英語には単語の末尾と次の単語の先頭を混ぜて発音するリンキングというものがあります。
以下の例を見てみましょう。
前の単語の最後が子音で、次の単語の先頭が母音の時はこのように繋げて発音します。
このリンキングがあるおかげで声が途切れず歌えるのです。
◆ 続いてフラッピングもよくあるので説明しておきます。
前の単語の最後がTで、次の単語の先頭が母音のときはラ行で繋がることが多いです。
以下の例を見てください。
これによって単語と単語が繋がるので声の切れ目がなくなり流れるように歌えるのです。
リンキングとフラッピングの細かい説明は別の記事に書いてありますので参考にしてみて下さい。
様々な音色の母音を使いわける
英語の母音は20個以上ある
日本語の母音は以下の5つしかありません。
あ い う え お
英語はその4倍以上。
細かく数えると27個とも言われています。
アだけでも以下の 4つもあります。
æ, ʌ, ɑ, ə
別記事にて母音についても詳しく書いておりますが、別のサイトでとても分かりやすい母音アの説明記事がありましたのでそちらもご覧ください。
いろんな声を知る
歌を歌う上でいろんな種類の声を出せるということはとてもいいことです。
そのためには筋肉が必要なのですが、洋楽を歌って今まで眠っていた筋肉を開花させましょう。
今まで出したことのない新しい声をたくさん発見できるのが洋楽トレーニングのメリットです。
ぜひ今から洋楽にトライしてみてくださいね!
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